top of page

根底にあるのは、相手の幸せを願う気持ち。周囲にハッピーを伝播させる、彼女の生き方とは?

  • 執筆者の写真: 音彩社
    音彩社
  • 2023年12月30日
  • 読了時間: 4分

更新日:9月15日

あかりさん - 出版社勤務


ree

何かに悩んでいるとき、落ち込んでいるとき、”この人に会うと、何だかパワーをもらえるな”という存在は、少なくとも1人はいるのではないだろうか。


私にとってのその人は、間違いなくあかりちゃん。屈託のない笑顔と天真爛漫さが魅力の彼女は、まさに太陽の申し子のような存在。


大学生の頃、所属していた研究室が一緒で仲良くなったあかりちゃん。


好奇心にアンテナを張り、国内でも海外でも心が赴くままに足を向ける。常に行動し続ける彼女を、眺望の眼差しでみていたのは言うまでもない。


現在、教科書などを販売する教育系の出版社で、営業として勤めているあかりちゃん。持ち前の明るさを発揮しつつ、全国各地で取引先と関係を築いている。


時には思い悩むこともあるみたいだけど、いまの彼女は、日々どんなことを考えながら過ごしているんだろう。


そういえば、あかりちゃんの過去のことをあまり知らないかも?そう思い、話を聞かせてもらうことにした。



人と歩み寄る心地良さを知った、幼少期

幼い頃から、あまり人見知りをしなかったというあかりちゃん。


小学校高学年までは、どちらかというと目立ちたがりで、何事も自分が中心に回っているような、すごくとげとげした時期だったそう。


私が知る彼女は、周りを巻き込んでその場の空気まで明るく変えてしまうような印象。だからこそ、少しだけ驚いてしまった。


「小学校高学年の頃、いつも楽しいことをしてふざけ合っているような子たちに突然声をかけて、仲良くなって。

最初はその子たちも何で急に?って感じだったけど(笑)

この頃からかな。自分だけじゃなくて、みんなと何かをしたいと思えるようになったのは」


ree

中学生になった頃には、周りの人がどうしたら楽しめるかを常に考えていた。


この年頃の私といえば「自分がどう見られているか」「周りに馴染めているか」といった、環境の些細な変化に敏感になっていたような。彼女はそうではなかったようで。


「みんなで過去を振り返った時、『あの時は楽しかったよね』っていう会話は、絶対共有できた方が良いと思って。


例えば、体育祭。普段学校に来れない子たちに、体育祭当日に疎外感を感じてもらいたくなくて。


平日の授業が始まる前、学校に呼んで一緒に競技の練習をしてた。行事の当日だけでも参加できるように、準備を整えることに必死になってたな。


目立ちたい気持ちは変わらずあったけど、自分さえ良ければって気持ちは、この頃には無くなってたかな」


高校では、バレーボールの強豪校に進学したという彼女。


大人になった今でも繋がりのある恩師には感謝をしているものの、厳しい環境に身を置く中、「謙虚にはなったけど無理をしていた」という。


その3年間を経て、大学の出会いで転機が訪れる。




自分自身を認めることは、相手を認めること

「自分がされて嬉しかったことは覚えておいて、誰かに同じことをしてあげたい。


高校までは、相手に対して『それ、良いね!』って思えることがあっても、直接褒めたり、認めたりすることをしてこなかった気がして。


大学での出会いをきっかけに初めて、自分だけじゃなくて、相手を心から認めたくなったんだよね


ree

あかりちゃんは大学生の頃、NGO団体が主催する国際ボランティアサークルに所属。


サークル活動を通して出会った人たちが、心の奥底に閉じ込めていた、彼女の本来の姿を引き出した。


「年齢関係なくお互いを認め合う環境だった。自分の得意を活かし続けようとしている人がいて、今でも全員を尊敬してる。


例えば、爆発的に自分の感情を表現し続ける人、話の組み立てが上手い人、常に新しいことをしようとしている人。色んな個性があって。


みんなのおかげで『自分は自分でいいんだ』って再認識できた。本当に解放されたし、毎日ずーっと笑ってた(笑)」


相手を否定することなく、誠実に話を聞いてくれる存在がいること。その環境下で形作られていく自分を認めると同時に、相手の存在も認める


その環境を掴み取ることができたのは、彼女自身が外の世界にも常に意識を向けていたからこそ。


ree

大学4年生の頃には「ミュージカルを通して、多様性を認め合える社会を目指すこと」をテーマに掲げるNPO団体に所属することを決めた。


「『社会人って大変そうだな』ってネガティブな感情を持っていた時だったから『キラキラした目をした大人たちが、舞台に立ってる!』って感動しちゃって。


ダンスも歌も全く興味ないけど、自分も舞台に立って、大切な人たちみんなを呼んで、ハッピーな気持ちになってほしいって思ったの」


ree

あかりちゃんは「こういう人に惹かれた」「周りの人たちを幸せにできるための場所にいく」と、起点となるものの多くは、いつも”人”にある。


人と対峙したときに直感的に感じる気持ちに対して、真摯に向き合っている。それと同時に、周囲を想い、幸せを創ることを自分の使命として選択している。


その使命を実現するために行動することが、彼女にとっての幸せなのだと感じる。


まさに、愛に溢れた人だ。



(第2話へつづく)



 
 
 

コメント


©2020 Wix.com で作成されました。

bottom of page