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今、この瞬間の大切さに気づいたから。 お弁当ケータリング・暮らしかた研究家 うえはらけいこさん

  • 執筆者の写真: 音彩社
    音彩社
  • 2021年3月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月15日



第1話と第2話では、けいこさんがお弁当ケータリングを始めることになった、現在に至るまでのお話を伺いました。


第3話では、けいこさんの家族のお話と、日々大切にされていることについて、訊ねます。


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ちょっとした気付きは、すべて家族から。

けいこさんの活動の根っこには、ご家族の存在があります。


「今日はこんな事があった」と些細なことでも、普段からご家族と話題を共有しているのが印象的です。お互いに意見を交換しあったり、反応しあったりすることが、良い影響を与え合っているように感じます。


けいこさんは『今この瞬間』を大切にしたいと思えるようになったきっかけも、ご家族と過ごす時間だったと話します。



けいこさん

「子供が生まれた当初『自分のしたいことができない』と、ストレスを感じることもあって。子育てを始める前と比べて、ネガティブな性格になっていました。


育児をすること、仕事をすること、どっちもちゃんとやらなきゃって必死になりすぎていたんだと思います。


2人目の子供が2歳になった頃、子供達が楽しそうに遊んでいる姿を見て『今を楽しまないと、この子たちはすぐ大きくなってしまう』と思うようになって。


未来も大切だけど、今を生きる大切さを、日々成長する子供達から学びました。それからはどんなことも前向きに受け入れられる心持ちに変わってきました」


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けいこさんは、日々の暮らしにおいて大切にしている基本方針があると話します。それは『よく寝て・よく食べて・よく遊ぶ』。


『よく食べる』では、けいこさんもお子様も、みんなが幸せになるアイデアがあるんだとか。


けいこさん

「普段の食事では、子供たちが好きなものを、美味しく楽しく食べることを大切にしています。


息子の通う保育園の先生から『周りに友達がいる分、保育園の給食では苦手なものも頑張って食べています。なので、お弁当の日は好きなものだけ入れてあげてください。家では沢山褒めてあげてくださいね』と言われたことがあって。それが自分にとって大きな学びでした。


栄養バランスや彩りを重視することは大事ではあるけれど、嫌いなものを泣きながら食べさせることよりも、何より食事の時間を『美味しい』『楽しい』と思って過ごすことが大事だと思っています」



「自分は変化がすることが怖いのかもしれない」


インタビュー中に、けいこさんは話していましたが、本当にそうなのでしょうか。


けいこさんは、落ち着いて状況を観察しつつ、周りの意見を素直に受け入れて、変化を楽しめる余裕がある。


その余裕こそ、人を優しく包み込む彼女のおおらかさそのもの。日々の暮らしをひとつずつ積み重ねていく行為に結びついているのだと感じます。


穏やかでありながら芯のある、とてもかっこいい女性だと、心から思います。


お弁当ケータリング活動を始めたばかりの彼女は、まずは身近なひとに、自分がやっていける範囲でお弁当を食べてもらう経験を積んでいきたいとのこと。


彼女のお弁当がだれかの手に渡ったとき。

私と同じように、幸せな気持ちが繋がっていくことを願って。



(おわり)



うえはらけいこ

⚪︎instagram @keicocohan

 
 
 

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