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【第3話】好きを形にした、その先へ。 

動画クリエイター ニナさん


第2話では、動画クリエイターのニナさんが、動画制作を始めた当時のお話について。第3話では、普段のお仕事と並行しながら活動を続ける中で感じた変化。彼女が映像に対して抱いている想いを、改めてお伺いします。


自分の限界と対峙したからこそ、好きなものは諦めたくない

社会人になって感じるのは、仕事内容すべてが興味を掻き立てられるもので、理想通りに事が進むかというと、それはなかなか難しいということ。


ニナさんは「何か違う」と頭の中で感じながら仕事をしていたある時、体調を崩してしまったそう。その経験から、身体には限度があると実感し、自分が興味のあることに手をつけられないまま時間が過ぎていくことに、危機感を覚えたんだとか。



ニナさん

「私の場合は、身体に顕著に現れたからこそ気付けたんですが、そうではない人もいます。これはすごくラッキーなことで、自分は一歩踏み出すチャンスを与えられているのかもしれないと思ったんです」



経験がないことを始めるとき、誰しも相当な勇気が必要なもの。それでもフットワーク軽く、行動に移せたニナさんの原動力となったのは、この時の経験と、彼女の映像に対する溢れんばかりの愛があったから。




ニナさん

「もともとは考えて、考えて、それから動き出すタイプなので、行動は遅い方なんです。それでも『自分が映像のことをどれだけ好きか』を試される時間を与えられているのだとしたら、どれだけしんどくても、映像のことだったら、やる。少しでもチャンスがあると思ったら動く。自分の好きなことが主軸になっていたからこそ、行動に移せたんです」



現在はイラストとタイポグラフィを組み合わせたオリジナルの動画や、受注制作で動画広告の制作をしているニナさん。今後は、人物紹介をする動画の制作やワークショップ、作品展示といった活動をしたいんだとか。



ニナさん

「他にも、ラジオDJをしたり、突拍子もないアート集団を作ったり。歌って踊れるエンターテイナーみたいな感じですかね(笑)自分が何でもやってもいいフィールドを作りたいんです」



 


自分の考える世界や、表現したいものを周囲に受け入れてもらえず、映像制作の道を諦めたり、距離を置いたりしたことはあった。けれど、決してニナさんは「映像が好き」という気持ちを切り捨てたことはなかった。


その思いにまっすぐ向き合って、地道に行動し続けてきたからこそ、彼女は動画クリエイターとして活躍しているんじゃないかと思う。


"自分の好きなことに愛があるなら、立ち止まらずに動く"


そんなことを彼女の姿勢から学んだ。これから、彼女が動画制作と並行して、どんな活動の場を創っていくのか楽しみだ。



(おわり)



動画クリエイター・ニナ

・Twitter

@mojinonina


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